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加藤靖久 PISS! PISS!! PISS!!!

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一枚の写真

先日、例によって突然
親父殿からメールが届いた。


加藤諦三「若者たちの原点」
毎日新聞社1972年発行
なんとか調達できないかな!

表紙カバー中央に並んで写ってるよ!


・・・・・・・・・。
いや、全く持って急な依頼である。

あ!!
そういや昔なんか話を聞いたことがあった。
酒飲みながら親父が楽しそうに話していたのを思い出した。

説明しましょう。


1971年、
箱根アフロディーテという
ニッポン放送が主催した大型野外コンサートが開かれた。

主な出演者は
かぐや姫、長谷川きよし、トワ・エ・モア、赤い鳥、本田路津子、
ダーク・ダックスFruitgum Company、ナベサダ、Buffy Sainte-marie等々。

メインアクトはPink Floyd。

んでもって親父殿は
そのイベントに妹(俺のおばちゃんね)と連れ立って
観に行っていたと。

親父殿曰く、
「箱根の山にでかいスピーカーが何百台と積まれていて
 その荘厳さたるやハンパなかった。いやぁ、凄かった・・・」

そしたらね。
なんか記者風の人にカメラを向けられて
一枚パシャリと写真を撮られたと。

後日。
本屋を覗いていたら
その時の写真が表紙となった本が店頭に並べられていて
親父殿はたいそう驚いたと。

ふとしたタイミングで
親父殿は嬉しそうにその話をしていた。
ニコニコとそして少し誇らしげに
何度もその話を聞かせてくれたんだ。

だもんだから
俺の中でそのエピソードは覚えていたの。


で。
今回の突然のメールに繋がるんだけども。

俺的には
「おおうっ、何だ急に改めて」
と思ったワケなんですな。

とりあえず
amazonで検索かけてみた。あった。
残念ながら表紙の画像は載ってなかった。

とりあえず親父殿に電話。

「あったよ~」
「見つかったか!」
「うん。ネットの本屋で」
「そうか。いつ送ってくれるんだ?」

どうせなら今後も利用する機会もあるかなと思い、
このタイミングで覚えてもらおうかなと

「あ~今パソコンに向かえたりする?」
「ま、向かえはするけど・・・」
「ちょっと教えてあげるから向かってみてよ」
「・・・・・・登録とかメンド臭いんだろ??」

アンタが依頼してきたんじゃんかよ!!

そこで息子は軽~くカチンと来た。
ちょうど稽古場に向かわなくてはいけない時間が
迫ってきていたせいもあり、こうした。

「んじゃさ、○○(俺の妹の名)に頼んでみたらイイんじゃん?」
「そうか、分かった」

そこで電話は終了。

数分後、
親父殿から着信。

「どしたの?」
「すぐに手配してくれたぞ」
「あ、そう。良かったじゃない」
「明日、明後日には届くんじゃないって言ってたぞ」
「うん。そんなもんだよ」
「凄いなamazonさん!」
「や、人ではないから」


んでもって今日。
親父殿からまたまたメール。

添付されていた画像がコチラ。
Image041.jpg 

1971年って事は今から39年前。

まだ20代前半の親父殿とおばちゃんが
並んでそこに座っていた。

まだ親父殿が高円寺に住んでいた頃だと思う。
俺がまだいるこの街で生活していた頃の姿。

その数年後
親父殿は恋をして家庭を築いて
この街を離れていったワケだ。


俺は高円寺に住んでもう14になる。
こないだ歳を重ねて34にもなった。

39年前の親父殿から
「お前、まだそこにいんのかよ」
の声が聞こえてきた気がした。

負けてられねぇな。


親父。
こんなの直接は言えないけどさ。


ありがとう。

見とけよ。

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